『片づけ心理学』
受講生SPECIALグループで、年末にお届けした
一問一答LIVE。
ご感想として、
「モノに対して、
尊う気持ちを感じた」
「モノを扱う、
というよりも接する。
心を込めて」
と、いただきました。
私、じつは、
ひとつのモノを長い期間使う人なんです。
で、
モノも長く働いてくれるんです。
電化製品なども、
「寿命」
と言われる年数をはるかに超えて働いてくれる。
不思議がられるほどです。
「ええー、なんで、そんなに長く動くの?」
片づけの仕事をしていると、
・モノが長持ちする人
・モノがすぐに壊れたり
破れたりしてしまう人
そんな2タイプが
いらっしゃるんですよね。
◆
ファッションの仕事をしている友人と、
「服に対して、
愛情を持ってほしいなあ」
と話したことがありました。
愛情をもって扱う、
というのは、
長くよい状態で使う
ということです。
これまでの片づけでの現場を振り返ると、
セールやアウトレットなど
思い入れなく安く買った服は、
ぞんざいに扱われることが多いように思えます。
「安物だし、消耗品だし、
捨てちゃえ!
また買えばいいのよ、
どうせ安いんだから」
と、こんな感じです。
こんな話を講座ですると、
「モノに心があるんですか?
悲しいとか、痛いとか、
感じるんですか?
(そんなことないでしょ)」
と、受講生から
言葉が飛んでくることも、ありました。
返事はいつも一緒で、
「心があるか?は、
確かめようがありませんが、
(あるかもしれません)
・モノがすぐに壊れたり
破れたりしてしまう人
・モノが長持ちする人
がいますね」
とお答えしています。
もしも、心があったとしたら、
どうでしょう?
「安物だし、消耗品だし、
捨てちゃえ!
また買えばいいのよ、
どうせ安いんだから」
こんなふうに言われたら、
とても寂しいと思います。
長く片づけの仕事をしていると、
モノの扱い方と、
人間関係は、
似通ったところがあるなあ、
と感じることもしばしばです。
◆
私たちは、
いつもそばにいる人…
家族、恋人、親友を、
ずっと当たり前にいてくれるもの、
いつでも会えるものと、
つい思ってしまいがちですが
2020年から続いたコロナ禍で、
「当たり前、
を続けるためには、
気をつけたり、
努力が必要なんだなあ」
と感じる機会も多かったですよね。
じつは、
「あたりまえ」
の裏の言葉こそ
「ありがとう」
なんです。
当たり前のように、
そばにいてくれる人、
毎日を支えてくれている
すべてに「ありがとう」ですね。
今日もありがとうございます(^^*