CCSは、私が「片づけの仕事」をスタートしてから、ずっと「必要だ…」と思っていた様々な思い、
整理収納アドバイザーのトップランナーである吉川永里子さんの思い、
整理収納アドバイザーの生みの親、澤理事長の思いが、響きあってできた制度です。
ただ、今までの「資格」とは、だいぶん違ったものなので
「一体どういう制度なのか、どんな思いや目的なのか」
「なぜ? どうして?」
…と、ご質問いただくことが多い、理由や経緯をシッカリお伝えしたいよね、と思いまして、これを書いています。
今日は、2回目!2010年に「行動療法としての片づけ」を提唱して起業した私。
2011年の夏には、
「トイレやお風呂の掃除するんでしょ」
「たかが片付けでお金をとるの?」
「主婦がやることでしょ、なんの価値があるわけ?」…と言われる、壁にぶつかっておりました。
どうやったら、
「整理収納アドバイザーの高度な専門性」を、一般の方にわかってもらえるのか?
効果を話しても、ダメ。
ビフォーアフターを見せても、ダメ。
ずーっと説明していたら、どんどん、こっちが消耗していく。ぶっちゃけ、しんどい。
そして私は、気づきます。
「そもそも、片づけってどういうことか、
整理収納ってどんな効果があるのか、
興味を持っている人に向けて、知ってもらう機会をつくらなければ!」
掃除、たかが片付け、主婦がやること…と、言っている人たちのほとんどは、たまたま私に会って話を聴いた人。
興味がなければ、思ったことそのままを言いますよね。
きっと、多くの整理収納アドバイザーは、同じような言葉をきいた経験があるはずです。
「専門性をわかってもらう、認めてもらう」ということは、
「プロフェッショナルだと認識される」ためには、欠かせないことです。
たとえ、
「できますと言っても、できない人の方が多い」のが真実だったとしても。
そして、
プロフェッショナルとして認知されるには、「なにがどのようにプロなのか」を語れなくてはいけません。
…と、言うわけで、2011年の冬、初めて講座をしました。
定員20名様のところに、教室満席(2.5倍)のお申込みをいただいた時のオドロキと感激、今でも思い出せます。
講座をしたことで、興味はある、ニーズもある、でも、
まだまだサービスが認知されていない……と、わかりました。
2012年、させていただけるところでは、できる限り講座をして、お客様のお宅での片づけサービスに邁進していきます。
それまで、ご紹介の方ばかりだったのが、「ホームページを見て申し込み」の初めてのお客様があったのも、この年でした。
2013年には、午前に1件、午後に1件、お客様のお宅で片づけサービスをして、夜は講座…という日々。
ついに、「あ、一人じゃ限界だーー」と思ったのでした。
誰か手伝って。
でも、スタッフとして雇うほどの仕事はない。
でも、一人じゃもう無理。
…と、なって気がつきました。
「仕事を任せられる人がいない」
資格をとった人はいっぱいいます。
でも、誰がどれくらい、仕事をしているのかわからない。
このころ、
「整理収納アドバイザーを呼んだら、
・捨てろと言われた、捨てさせられた
・怒鳴られた、怒られた、馬鹿にされた
・余計に散らかされた
…おたくは、そんなことはないですか?」
と、問合せのお電話で言われることが増えていました。
知らない相手には、ぜったいに頼めない、と感じました。
「本気でこの仕事をしたい人は、いるはず。
そういう人を求めている"忙しい人"もいるはず」
そのへんのマッチングが、できるようになってやっと、
「片づけ」は「当たり前にあるサービス」になるのでは?
…と、思いながら、
2013年の秋、西天満に事務所を移したのでした。
ではでは、続きは、また次回。
(この記事は、2019年5月2日のブログ記事を再編集したものです。)
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