「どこまで捨てる?夏…」
が一つのテーマだったみたいです。
毎年、8月の投稿を振り返ると、捨てまくってる投稿が残ってるのですが、
今年も捨ててます!
びっくり というか、去年から今年にかけて、捨てたものって本当に多い…
念のため、言っておくと、
「何でもかんでも捨てたらいい!」
とは思っていません。
大事なのは、捨てどきと、捨て場所。
捨てたくない! って、強く思い出が残っているモノを、
無理に捨てなきゃダメ!という思いで捨てると、
もう、取り戻しができないので、根深いキズになることもあります。
実際、お客様で捨てられない、
捨てるのが恐い、…という方の中には、
片づけるためには
とにかく捨てればいいんだ!捨てなければいけない!!
と、がんばった結果、捨てるのが怖くなってしまった、
そしてゴミ屋敷一歩手前…という方も何人もおられました。
なんでも捨てればいいってわけじゃない。
でも、なにも捨てなくてもいい、というわけでもないんですよね。
ようは、バランス。
物が多すぎて片づかない方は、バランスの取り方が上手ではないのかもしれません。
入る、買う、もらう…と、出る、捨てる、手放す…との、
バランスを上手に取れるようになりましょうね。
さて、わたしがこの夏捨てたもの。
それは…たくさんのノート!
実は、起業する2010年から法人化した2015年までのノートです。
これこそ、わたしにとって、
捨ててしまったら二度と手に入らないもの。
悔しい思いもしながら、歯を食いしばってがんばってきた記録、です。
たぶんお客様が「捨てます」と言ったら、
「ほんとうに?捨てて大丈夫ですか?」と、お尋ねして確認するレベルのモノです。
去年引っ越してきたときにも、迷ったんです。
段ボール箱一箱分になるこのノート。
置いておけないことはない、けど…って。
でも、前述の理由で残してたんです。
いずれ、気持ちがストン、と納得する時が来るから、
そうなったら、サヨナラしよう。
この夏、ついに、私の中で機が熟しました。
つまり、
うん、もういいね…
って心から思えるようになったのです。
がんばったときの証拠物がなくても、大丈夫。
思い出のものって、見返すかどうか、はあまり関係ないかもしれません。
そこにあるだけで十分、ということもあるのです。
このノートたちは、そういった存在でした。
そして…その存在は、
モノとしてはなくなるけど、心の中に、思い出としてしまわれます。
モノはなくなっても、このノートが象徴していた
「まだ世に知られていないサービスで起業する」
という体験、
「どうやったら価値をわかってもらえるのだろう」
「どう言えば、この仕事が、理解してもらえるのだろう」
と試行錯誤した経験はこれからも、踏んばる力になってくれるでしょう。
ありがとう、ノートたち。
モノのエネルギーを解き放って、
今手掛けているプロジェクトに、注ぎますよ〜(この記事は、2020年8月28日のブログを再編集したものです。)
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