こんにちは、
人生の器を整える・三谷直子です。
人生を変える片づけ、をお届けして14年め…
1万5千人を超える片づけ下手さんとかかわってきました。
その中で「あるある」なお声に、お応えしていきますね!
「家じゅうを片づけたい!」
「やる気はあるけど、どこから手を付けたらいいのかわからない」
ってなってしまうのです。
オススメは、場所ごとに区切って、片づけていくこと。
今日は、その中でもキッチンにかかわること。
家計にも関わる食品ストックの片づけ・整理について、ポイントをお届けしますね。
最近のお宅ですと、パントリーと呼ばれる食品保管庫が用意されている場合もありますね。
このあとは「パントリー」という呼び名で統一させていただきますね。
片づけベタさんのお宅では、このパントリーに
「モノが詰め込まれて、必要なモノが見つからない」
状態になっていることがしばしば起こります。
どこに何があるかわからないと、こんな買い物の傾向が出てきませんか?
見慣れたモノが、セールなど安く売られていると、
すぐ腐るモノじゃないし、とりあえず買っておこう。
すると、パントリーの中は…
・何がいくつあるのかわからない
・在庫管理ができない
・とりあえず買ってくるから、モノが増える!
…なんてことに。
その状態が続くと…
・どれがいつ買ったものかわからない
・食べようと思ったときに、探し出せない
・期限切れの食材だらけ!
…という、ムダを生んでしまうのです!
「食費」は家計の中でも、大切な科目ですよね。
食べない在庫を抱えてしまうと、結果としてムダ使いになってしまいます。
「在庫管理」を目的として、片づけを行う場合、まずやるべきは、「すべてのモノを取り出して、種類ごとに分ける」です。
「食材」を分ける時は、種類ごとに加えて、もうひとつ「線引き」があります。
それは…「食べるモノ」と「食べないモノ」「食べられないモノ」です。
実際のお客様と片づけをしていると、このボーダーラインが意外とあいまいなことが解りました。
そこで、ぜひ実践していただきたい、食材を分ける時の「食べる・食べないのボーダーライン」を解説します!
まず、食べるモノとは…
・日常食べているもの
・家族の好物
・買って、すぐに食べたい!と思うようなモノ
例えば、家族全員が大好きなドーナツを8個入りで買って来たとしたら、
帰宅後すぐに「食べたい!」「お茶にしよう!」となりませんか?
こういったモノはは、滞留時間が短い「食べるモノ」の代表格です。
片づけをしていて、私たちを悩ませるのは、実は「食べないモノ」の方です。
「食べないモノ」に分ける時、多くの片づけベタさんは迷われます。
そこで…まずは「食べられないモノ、食べない方がいいモノ」を知ってください。
「食べられないモノ、食べない方がいいモノ」を決めるガイドラインは、
ズバリ「消費期限」です!!
消費期限とは、期限を過ぎたら食べない方が良い日付です。
農林水産省のHPには、「袋や容器を開けないままで、書かれた保存方法を守って保存していた場合に、この「年月日」まで、「安全に食べられる期限」のこと。
お弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど、いたみやすい食品に表示されています。」とありました。
つまり、消費期限を過ぎた食品は、健康を損なってしまう可能性があるので「食べられない・食べない方がいいモノ」なのです。
整理の際に「処分」しましょう。
賞味期限は、美味しく食べることができる期限の事です。
「過ぎていても食べれらる!」とおっしゃる方が、意外なほど多いです。
たしかに過ぎたからと言って、食べられなくなるわけではありませんが、色やにおい、味などを確認してください。
片づけの仕事をしていると「3年前に賞味期限が切れている」食品が発見されることが多くあります。
3年前に賞味期限が切れている、お中元のゼリーや缶詰は、やはりおすすめできません。
私が出会った最長記録は、賞味期限から13年を過ぎた乾麺でした。
そんなことにならないためにも、「賞味期限が過ぎてるけど、食べる」派の方は、
「賞味期限が過ぎたもの」と「賞味期限まで3ヶ月以上あるモノ」に分けて、「過ぎたもの」から積極的に消費してください。
例えば、同じメーカーのスパゲティが5袋発見されて、3袋が賞味期限まで余裕があって、2袋が賞味期限切れならば、2袋の方から積極的に食べる、ということです。
食べられない状態になってしまう前に、消費してしまいましょう。
その際は、くれぐれも、色やにおい、味などに違和感がないか、しっかり確認してくださいね。
また「食べ慣れていないモノ」も「食べないモノ」になる可能性が高いです。
特に、海外のお菓子やスパイス、缶詰などは、よく発見される「慣れていないから、消費しない・食べない」モノの代表格です。
私たちの味覚は、慣れていないモノよりも、日ごろ食べていて慣れているモノを好みます。
旅先で買いこみすぎると、ムダな出費になりかねません。
「珍しいから、買っておこう」はほどほどにしておきましょうね。
「生きることは、食べること」という言葉もあるように、食べることは私たちの生活に欠かせません。
健康の面から見ても、「何を食べるか」は、健康と直結しています。
そういった意味でも、上手に食材の在庫管理をしていきたいですね^^