部屋は心を映す鏡。

日々の暮らしこそが、人生をつくります。

 

「片づけられない女」だった私だからこそ、「できない心のクセ」に片づけでアプローチすることに決めました。

「こんな自分になりたい!」と未来がイメージできた時、瞳がパッと輝くのです。



  1. 人生の器の整え方・100日ブログチャレンジ2023
  2. 「○○どこ?」のイライラ卒業!毎日使うアイテム「見える収納」3つのポイント
 

「○○どこ?」のイライラ卒業!毎日使うアイテム「見える収納」3つのポイント

「○○どこ?」のイライラ卒業!毎日使うアイテム「見える収納」3つのポイント
こんにちは!
人生の器を整える・三谷直子です。

片づけのサービス・講座をとおして、15000人超の片づけ下手さんとかかわってきました。

その中で…
「家族から「○○どこ?」と、尋ねられるのがイライラしてしまう」
「もとに戻してくれない」
「何度もきかれる!」
…という、お困りごとも伺います。

特に「ママ、お母さん」から、伺うことが多いお困りごとです。

家の中の物品を、管理する役割になりやすいからでしょうかね。


「家族から、○○どこ?って

 しょっちゅうきかれるのが面倒で…

 まえにも言ったでしょ!

 ってイライラしちゃう…」


たしかに、毎回、毎回だと、
そんな気持ちになっちゃいそうですね…

そんな「どこ?ってきかれるアイテム」

NO1は…

…ハサミです!

 

ハサミは、お客様のお宅のあちこちから、発見されるアイテムのひとつ。

1ヶ所にまとめると、家に5本も6本もあった!ということも… 

今回は、ハサミに代表される

「○○どこ?」を防ぐためのポイントを3つにしぼって、お伝えします。

■よく使うモノは、しまいこみすぎないで


まず、ご家族が「○○どこ?」と尋ねてくるのは、

「そのあたりを見わたして、目当てのモノが見つからないから、知っていそうな人に尋ねてみよう」という結果です。

 

これを防ぐには「見わたして、見つけられる」のが重要ですね。

 

意外と多いのが、モノを管理している人が、自分の好みや自分の習慣に合わせて、よく使うモノをしまい込みすぎている場合です。

 

ハサミは、どんなご家庭でも使用頻度=どれくらい使うか、が高いアイテムです。

つまり、一日のうち、何度も出し入れする、ということですね。

 

そのハサミを…

戸棚の中の引き出しにしまっていたら…

 

写真は、Yさんのご自宅です。

見えない・見せない収納を重視していて、実際にこの場所にしまっていたそう。 



 こんなやりとりが目に浮かびます。

 

家族「ハサミ、どこ?」

本人「戸棚の引き出し、ラベルが貼ってあるでしょ」

家族「はーい(戸棚を開けて使う)」





しばらくしたら、

使った後、その場に置きっぱなしにされているハサミを発見…

「使ったら戻してって言ってるのに、どうして戻さないの?」


 

この場合、なぜ、家族は戻さないのか?

それは、面倒だからです。

 

なにが面倒かと言うと、戸棚を開けて、引き出して、中に入れて、また引き出しをしまって…という一連の行為が面倒なのですね。

「どうせまた使うし、その時にまた戸棚を開けて…ってするよりも、出しっぱなしでもいいか」

と、思ってしまうわけです。

よく使うモノは、しまい込まないようにしましょう。



 

■「見える収納」と出しっぱなしの違い

 

※実際の写真です。

色を1トーンにそろえてあるので、見た目もとても落ち着いています。

 

Yさんのお宅では、ハサミの置き場所が、見える収納に変更されました。

 

・どこにあるかがすぐわかる

・すぐに取り出せる、すぐに戻せる

実際に、「ハサミどこ?」と尋ねられなくなり、使った後も、この場所に戻されているようです。

 





 

このように、戸棚や引き出しの中に入れずに、「見えている状態」にしている収納を、「見える収納」と言います。 

見える収納をオススメするのは、ハサミに代表される、一日に何度も出し入れするモノです。

 

使っているモノでも、使用頻度が週に数度なら、戸棚や引き出しの中にしまう「見せない収納」がオススメです。

 

「表に出していないと、何を持っているかわからなくなってしまう」という場合は、

ご自身が管理できる量をオーバーしている状態ですので、

収納の方法よりも、モノを使う・使わないにきちんと分ける=整理を行う必要がありますね。

 

 

■「出したら戻す!」はトレーニングあるのみ 

このように「見える収納」に変更しても、もとの位置に戻せない方もおられるでしょう。

行動動線によって戻しやすさに違いもありますが、

意外と多いのが「使った後にもとに戻す、という行動を意識できていない」つまり

「使った後の出しっぱなしが、クセになっている」という場合です。

 

出しっぱなしは、悪気もなく無意識で行われることですから、自分で気づいて生活習慣を変えていくことが必要です。

 

つい、ハサミを使った後テーブルの上に出しっぱなしにしてしまう方は、元に戻すことを意識してトレーニングしましょうね。