こんにちは、三谷直子です。
心配ごとや不安なことについて情報を探すと、
ついつい心配・不安を補強する材料ばかり発見してしまう…
私たちには、そんな傾向がある、という話をしました。
そういう話をすると、
「私、性格がクライのかしら…」
と思われる方もいるかもしれませんね。
でも、ご安心ください!
不安なこと、
ネガティブな面に意識が言ってしまうのは、あなたの性格ではありません。
じゃあ、なにか?
私たちの
「脳」がそうさせているのです。
私たちの脳の中には、
先祖から受け継がれてきた様々な記憶が入っている、と言われています。
昔々の私たちの祖先は、
厳しいサバイバルライフを送っていました。
(ザックリ言うと!)
生き延びるためには、
いち早く危険を察知して、それに対処する能力が必要でした。
その能力がある者が生き残ってきたのです。
その当時は、
ハッピーなことをイメージすることよりも、
ずっとずっと、「危険」を発見する方が大切でした。
うかうかと妄想してたら、
ライオンに食べられちゃうかもしれないわけですから。
その頃の脳が私たちの中にも眠っています。
だから、
私たちはネガティブな情報、
こんなことが起きたらどうしよう、
という、
マイナスの情報のほうに焦点が合いやすいのです。
さらに、
これまでの人生の中で起きたハッピーなことよりも
よくない出来事の方を覚えています。
過去のよくない出来事と照らし合わせて、
「過去も同じようなことがあった。
だから、これは危険かもしれない!」
と、
早めに察知するため。
どんな種類の情報に、
頻繁にアクセスするかによって、私たちの感情は変わってきます。
なので、
意識してポジティブな面を見つけたり、
自分ができるアクションを探したり、
そちらのほうに意識とエネルギーを向けましょう。(初出:2020年2月26日/再編集2020年6月11日)
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