部屋は心を映す鏡。

日々の暮らしこそが、人生をつくります。

 

「片づけられない女」だった私だからこそ、「できない心のクセ」に片づけでアプローチすることに決めました。

「こんな自分になりたい!」と未来がイメージできた時、瞳がパッと輝くのです。



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「子どもが片づけない!」早く片づけを始めるべき5つのメリット

「子どもが片づけない!」早く片づけを始めるべき5つのメリット

お母さんたちから寄せられる相談で多いのが「子どもが片づけない」というお悩み。

 

講座でもなんでも"お母さん"が数人集まると、

「うちの子が片づけないの」

「夫も片づけない」

「あるある!」

…と、この話題で盛り上がるのをよくお見かけします。

 

さて、「子ども」と一口に言っても、乳幼児と、小学生では、違いますね。

ましてや、高校生にもなると、完全に「独立した一人」です。

年齢に合わせて、どこま手伝うのか、どんな言葉がけをするのか、は考えておきたいものです。

 

もちろん、親の目から見れば、

年齢にかかわらず親・子の関係に変わりありません。

 

子どもが片づけベタだ、と気づいたら、

ぜひ「一緒に片づける」ことを始めていただきたいものです。

 

今回は、多くのお宅での片づけサービス経験から、

「親子で片づけを始める5つのメリット」をお伝えします。

 

 

早く片づけを始めるべき5つのメリット

・忘れ物が減る

モノが多いと、気が散ります。

気が散ると「やらなければならないこと」「持っていくもの」を忘れやすくなります。

 

・きちんと話せるようになる

片づけの中で「これはいつ使うのか」「どうして必要なのか」と、持ち物に対する理由を考えるようになります。

理由と結論を考え、考えたことをきちんと言葉にして人に伝えることが上手になります。

 

・自分の持ち物を管理できるようになる

子ども自身が、何を大切にしていて、何を持っているのか、それがどこにあるのか、を理解し管理できるようになります。

子ども自身が、持ち物を管理できるようになると、親御さんの心配もグッと減りますよ。

 

・優先順位が決められるようになる

片づけの中で、自分にとって何が大切か、何を残すのか、何を減らすのか、を考えることができます。

これは、優先順位を決める、ということです。

子どものうちから優先順位の練習をしておくと、時間や力を上手に使えるようになっていきます。

 

・親子関係が良くなる

よく見かけるのが、親御さんが「いる・いらない」を勝手に決めて、捨ててしまったり、収納場所を決めてしまったりすることです。

小学校に上がる頃には「自分の好き・嫌い」がハッキリしてきます。

一緒に片づけることで、子ども自身の意見を聴くチャンスが生まれます。

「一緒に考えてくれた」「自分で決めた」という経験ができることで、親子関係がグッと良くなりますよ。

 

 

 

いかがでしょうか?

「片づけたら、家がスッキリする」にとどまらず、その後の将来にもメリットがあると感じてもらえたでしょうか。

 

あるお宅では、お母さんと小学生のお嬢さんと一緒に片づけた後、

お嬢さんから「家がキレイになってうれしい」と言っていただきました!

「自分でできる」ようになることは、とても嬉しいことですし、自信につながります。

 

上手に教えられないわ、私も片づけが苦手なのよね、という方はぜひ、

「片づけのプロ」を上手に活用してください。

 

お母さん・お父さんが取り組んでいる姿を見せることで、お子さんのモチベーションにつながりますよ。



(文:三谷直子/初出:2016年7月13日のブログ記事を加筆修正)