こんにちは、『片づけ心理学®』三谷直子です。
さて…経営コンサルタントの方から、
こんな質問をいただきました。
「恋愛の神様、
トイレの神様…って言いますけど、
片づけの神様、
お掃除の神様って、いるのですか?」
おもしろい視点ですね〜!
日本の神社を見回すと、
学業の神様
芸能の神様
お金の神様
商売の神様
縁結びの神様
…
と、
たくさんの「○○の神様」がおられますね。
そんな中で…
片づけの神様
お掃除の神様
…って、聞きませんよね?
さて、なぜでしょう?
(その道の超一流のプロフェッショナルを
「○○の神様」と言ったりしますが、
それは別のお話…)
今日は、そんなお話をお届けします。
◇
「片づけたら運氣アップ!」とか
「お掃除したら運が良くなる」とか
よく言いますよね。
雑誌でも、よく特集されています。
この、運。
例えば…
「学業の運を上げたい! 試験に合格したい」という方は、
「学業の神様」にお詣りしますね。
日本では、
「運がよくなる、運が上がる」を、「神様の助け」とする文化があります。
そうしてみると…
片づけの神様、お掃除の神様、と呼ばれる神様はいませんが、
片づけ・掃除をすると、神様の助けは、いっぱいもらえる!
…と、感じます。
今の私があるのは、
片づけと、掃除のおかげ、とも言えます。
「片づけられない女」だった頃は、
本当に、本当に、「八方ふさがり、出口がない…」
そんなつらーく落ち込む状況が多かったように思います。
すくなくとも!
片づけの仕事をしていなければ、
今日、この記事は書いていないわけですから…
やっぱり、今の私があるのは、片づけと、掃除のおかげですね。
そういえば、
片づけの1日集中講座を受講されたTさんは、
片づけ・掃除が、とっても苦手で「大きらい」と言っていました。
勉強した後、片づけをすこしずつ 続けてくれていたんですね。
何年か経って、家があらかた片づいた頃に「片づけ・掃除を習慣化します!」と宣言、
数か月ほんとうにがんばられて、見事に習慣にされました。
その途中で…
「いいことが次々起こる!」
「今日、こんなラッキーがあった!」…と、報告がきていました。
片づけのお客様も
「諦めていたけど、好きな人に告白されました」
「ないと思っていたけど、結婚することになりました」
「まさか、というところに仕事が決まりました」
という方が、多かった…
どうせだったら、そうなった方がいいですよ…ね??
「片づけの神様っていますか?」とは…
「こじつけでも、そういうものがほしいんですよね」という気持ちからの質問だったそうです。
やっぱり、「理由」って大事ですね。
苦手だ、いやだと思ってやるよりも、ハッキリした理由や、目的がある方が、がんばれる。
せめて「いい事あるかも」って、思えた方が、がんばれますよね。
◇
片づけの神様
お掃除の神様
…というのは、おられません。
なぜならば…
片づけ・掃除は、
神様をお迎えする「おもてなし」だから。
「おもてなし=表無し」
表に出ないことです。
大事なお客様がいらっしゃる時、
表に出しているモノを、あるべく収納スペースにしまったりしますよね。
テーブルを拭いたり、しますよね。
片づけ・掃除は、不要なモノ、ヨゴレ、ケガレを取り除く(無い状態にする)行為。
そうして場を整えることは、「目に見えない=表なし」なんです。
学業の神様も、
芸能の神様も、
お金の神様も、
商売の神様も、
縁結びの神様も、
片づいて、掃除されている「場」の方がお好き。
トイレの神様も、恋愛の神様も、そうでしょう。
あ、+αな話ですが…
「トイレの神様」って「お金の神様」なんです。
だから…
トイレこそ、スッキリ片付いて、サッパリ清潔なのが一番ですよ。
さて…やる理由、がんばる理由を見つけていただけたかな?
理由が見つかったら、
ちょっと片づける時は、1回10分がオススメです。
タイマーをかけるなどして、その10分だけは、
集中してアクション!
初出:2020年5月11日メルマガ
この記事の写真は、「K.M=KARIBITOさんによる写真ACからの写真」を使わせていただきました。
山梨県・北口本宮冨士浅間神社で撮影されたものだそうです。雰囲気あるなあ!と思って、選ばせていただきました。