部屋は心を映す鏡。

日々の暮らしこそが、人生をつくります。

 

「片づけられない女」だった私だからこそ、「できない心のクセ」に片づけでアプローチすることに決めました。

「こんな自分になりたい!」と未来がイメージできた時、瞳がパッと輝くのです。



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【023】ストレスを感じたら「ありがとう」って言ってみる

こんにちは、三谷直子です。

 

 ゴールデンウィーク前、

「愛南ゴールド」のおすそ分けをいただきました。

 

両手に余るくらいに大きな、

ゴールドカラーの柑橘です。

 

「コロナ支援で、ひと箱買ったから」とのこと。

 

飲食店に出荷するはずだったものが、

行き場を失ってしまったのですね。

 

そういった食品・作物を購入するための

SNSグループが立ち上がって、盛況です。

 

届いた箱の中には、

"○○さん、ありがとう"と、

手書きの文章があったそうで、

 

「こんなにおいしい蜜柑をいただいて、

 こんなにお礼を言ってもらって、

 こっちこそ、ありがとう、ですよ〜」

 

そして…

 

こういう

やりとりひとつひとつに、

「人の体温」を感じられるのは、

人と直接会うことが減ったからかも…

 

ふだんだったら、

なかなか無いことですね。

 

…と、そんな話をしました。


 ◇

ありがたい

=有り難い

 

めったに無いこと、

なかなか無いこと、の意味ですね。



「ありがとう」

には、不思議な力がある!

…といわれています。



「ありがとう」

と声をかけた水、

 

「ばかやろう」

と声をかけた水、

 

…「ありがとう」の水は、

キレイな六角形の結晶をつくるのに、

 

「ばかやろう」の水は、

結晶の形が崩れてしまった…

 

…という実験の結果は、

有名な話ですね。



  ◇

 

少し、

モノの片づけについて、

お話させてください。



片づけの講座では、

「手放す時に、ありがとう、

 と、声をかけるのがオススメですよ」

そんな話をします。

 

この仕事をしていると…

 

「捨てればいい」

 

…という

言葉をかけられることが、

あります。

 

例えば…

 

・要らないモノは、

 捨てればいいんですよね、わかってます。

 

・どうせ使ってないんだから、

 捨てればいいのに。

 

・さっさと捨てればいいんだよ。

 

片づけられないご本人がおっしゃることもありますし、

そのご家族や、

「片づけの仕事」を説明しに行った先で

言われることもあります。

 

聴くたびに、

心が「キュッ」と縮む時も、あります。

 

捨てるのが苦手、

という方の気持ちは、よくわかります。

私もそうです。

 

ただ…

 

片づけにおいて、

「捨てること」って、大事です。

 

さらに大事なのは…

「捨て方」。

 

モノは本来、

何かの役に立つために作られました。

 

私は、

かつて役に立っていたモノを捨てるのは、

忍びない・つらい、

そんな気持ちになります。

 

「元・片づけられない女」な私です。

 

すべてを抱えたままだと、

モノは増えるばかり…

 

使わなくなったものは、

サヨナラしなれば…

 

でも…

 

そんな時に、

使いたい言葉も、

「ありがとう」です。



今まで役にたってくれて、

ありがとう。

 

いっぱい、ありがとう。



今、

「がんばって家を片づけてる!」

「壊れてるけど、捨てづらいモノがある」

そんな方は、

ぜひ、

モノに向かって

「ありがとう」と声をかけてみてください。

 

こだわり・わだかまり、

のようなものも、スッ…と、とけるかもしれません。

 

  ◇

 

現在の状況になって、

ストレスを感じた時、

ちょっとしんどいな…と思う時、

「ありがとう」

と、言葉にする機会が増えた気がしています。



声に出してみると、

「ありがとう」

って、やさしい響きですよね。



私たちの体の大部分は、

水。

 

「ありがとう」

を、たくさん声にしたいものですね。