こんにちは、三谷直子です。
「思考の整理」の仕事をしていると、
タイムマネジメント・時間管理を上手にしたい、
という理由で講座に来られる方も多いです。
もしも…
「何が忙しいのか、よくわからないけど、
とにかく毎日、忙しい」
…なんてふうに、
「忙しい」が口ぐせになってきたら、要注意です。
私も、
「忙しそうですね」と言われることがあります。
そして、
実際に「忙しいな」と感じる時もあります。
「忙しそう」と人に思われることと、
自分で「忙しい」と感じる時には、ギャップがあります。
周りの人たちは、
私が出張などで飛び回っている姿を見て、
「たくさんの時間を仕事に使っているのだろうなあ」
そんな意味で、忙しそう、とおっしゃいます。
売れっ子だ、と思われているのなら、嬉しいことですね。
では、
実際の私が「忙しい」と感じているのはどんな時か、と言うと…
・目の前のことしか見えない
・締め切りに追われている
・先々のことが思い描けない
・なんだか楽しくない
こういう時は、
心、ここにあらずで集中力も長続きしません。
「忙」という漢字をよく見てみると、
「心」が「亡」い。
これは中学生の時に聞いた話ですが、
ずっと私の中に残っていて、
特に起業してからは、なるべくこの言葉を使わないように気をつけています。
言葉というのは不思議なもので、
使わない言葉で考えることはできないものです。
なので、私は
「忙しい、忙しい」と感じる時は、そう多くありません。
さて、
「毎日、なにか忙しいなあ」と感じる時には、
一体、
「何で忙しいのか」をハッキリさせることが大切です。
なんとなく…ではなく、
・何時から何時まで、何をしたのか
時系列に、手帳などに書き込んでみることがオススメです。
正体がわからないことには、
対処のしようがありません。
自分が何に時間を使ったのか、書き出すことで、
忙しいことの正体がつかめるようになります。
正体がつかめたら
「なにか忙しい、なんとなく忙しい」ではなくて、
「○○に時間を使っている」と言えるようになります。
忙しい、という言葉を使わなくなるだけでも、
タイムマネジメントは前進しますよ。